【理学療法士がAIで解説】股関節は使えていますか?左右差「8.8°」が教えてくれる身体のサイン

AI動作分析でスクワット時の股関節・膝関節の屈曲角度を比較したインフォグラフィック。股関節は左155.4°、右146.6°で左右差8.8°、膝は左154.7°、右154.1°で左右差0.6°。股関節の使い方の左右差を可視化し、理学療法士による評価の重要性を解説している。

AIで「動き」を数値化すると、身体のクセが見えてきます。股関節の左右差は8.8°、膝の左右差はわずか0.6°。痛みの原因は膝ではなく、股関節の使い方にある可能性があります。整体院 彩では、AI分析と理学療法士の専門評価を組み合わせ、100歳まで歩ける身体づくりをサポートしています。

こんにちは。

 

本八幡駅徒歩1分の整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩です。

 

「股関節を使って歩きましょう。」

「股関節を使って立ちましょう。」

 

整体やスポーツ、リハビリでよく耳にする言葉ですが、本当に股関節を使えている人は意外と少ないのが現実です。

 

今回は、当院で導入しているAI動作分析(Sportip Pro)で測定した実際のデータをもとに、「股関節を使う」とはどういうことなのかを分かりやすく解説します。

■AIで動きを数値化すると身体のクセが見えてくる

 

今回測定したのは、スクワット動作中の股関節屈曲角度です。

 

AI分析では次のような結果になりました。

 

左股関節屈曲:155.4°

右股関節屈曲:146.6°

 

左右差は8.8°ありました。

 

一方、膝関節屈曲角度では、

 

左膝:154.7°

右膝:154.1°

 

左右差はわずか0.6°と、ほぼ左右対称でした。

 

この結果から分かるのは、膝の動きにはほとんど左右差がない一方で、股関節の使い方には明らかな左右差があるということです。

 

つまり、この方は膝ではなく股関節の動きに左右差が生じており、その差を膝や身体全体で補いながらスクワットを行っている可能性があります。

 

AI分析では、このように「どの関節に問題があるのか」を数値で客観的に把握できます。しかし、その左右差がなぜ生じているのかは、骨盤の動きや筋力、柔軟性、身体の使い方などを理学療法士が総合的に評価することで初めて明らかになります。

 

■8.8°の左右差は何を意味するのか

 

「約9°くらいなら誤差では?」

 

そう思われる方もいるかもしれません。

 

しかし、人は歩くときに左右交互の片脚立ちを何千回、何万回も繰り返しています。

 

もし片方だけ股関節の使い方が約9°違えば、その差を補うために身体は別の場所でバランスを取ろうとします。

 

その結果、

 

右膝だけ痛くなる

左の腰ばかり張る

お尻の筋肉が左右均等に働かない

歩幅が左右で違う

疲れやすくなる

 

といった症状につながることがあります。

 

痛みがある場所が原因ではなく、「左右差」が積み重なった結果として現れているケースは少なくありません。

■股関節を使うとは「膝を曲げる」ことではない

 

スクワットで大切なのは、膝を深く曲げることではありません。

 

本当に重要なのは、

 

股関節から身体を折りたたむこと(ヒップヒンジ)です。

 

この動きができると、

 

大殿筋(お尻)

ハムストリングス

体幹

 

が自然に働きます。

 

反対に股関節が使えないと、

 

太ももの前ばかり使い、

 

膝への負担

腰への負担

疲れやすさ

 

が増えてしまいます

■AIだけでは原因は分からない

 

AIは非常に優秀です。

 

角度や左右差を数値で示してくれるため、自分では気づかない身体のクセを客観的に把握できます。

 

しかし、AIが分かるのは「結果」です。

 

左右差が生まれた原因は、

 

股関節の柔軟性

骨盤の動き

足関節の硬さ

足裏の荷重バランス

体幹機能

呼吸

 

など、さまざまな要素が関係しています。

 

つまり、

 

AIは身体の異常を見つける機械ではなく、身体を見える化するツールなのです。

 

その数値をどう解釈し、改善へつなげるかは理学療法士の役割になります。

■理学療法士としての見解

 

私は左右差をゼロにすることが目的ではないと考えています。

 

人には利き足があり、生活習慣も異なるため、多少の左右差は自然です。

 

大切なのは、

 

その左右差が、歩く・立つ・しゃがむといった日常動作に悪影響を与えているかどうか。

 

そして、その左右差が将来の膝痛や腰痛、転倒リスクにつながっていないかを評価することです。

 

整体院 彩では、AI姿勢・動作分析と理学療法士による評価を組み合わせ、

 

身体を整える

正しい身体の使い方を学ぶ

股関節・体幹・お尻を使える身体へ導く

歩行を再学習する

 

という流れで根本改善を目指しています。

■延命より延動

 

私たちが目指しているのは、「長生き」ではありません。

 

100歳まで自分の足で歩き、自分らしく生活できる身体をつくること。

 

そのためには、痛みが出てから治療するのではなく、股関節の使い方や左右差を早い段階で見直すことが重要です。

 

AI分析で身体を「見える化」し、理学療法士の専門的な評価と運動療法で「動ける身体」を取り戻す。

 

それが整体院 彩の考える根本改善です。

 

延命より延動。

 

100歳まで自分の足で歩ける未来を、一緒につくっていきましょう。

 

…………

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臼井 宰介(うすい さいすけ)

臼井 宰介(うすい さいすけ)

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