【30日間・予防文化チャレンジ⑤】立つ時に「どっこいしょ」出てませんか?

【30日間・予防文化チャレンジ⑤】椅子から立つ時に「どっこいしょ」と声が出るシニア女性。立ち上がり動作を見直す整体院彩の画像。

立つ時に「どっこいしょ」出てませんか?大切なのは掛け声そのものではなく、以前より立ちにくくなっていないかという身体の変化です。

こんにちは!

 

本八幡駅徒歩1分の整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩、理学療法士の臼井です。

 

「100歳まで自分の足で歩く」ための30日チェック。今日は第5問!

 

今回のチェックはこちらです。

 

立ち上がる時、つい「どっこいしょ」と言っていませんか?

 

椅子やソファから立ち上がる時、

 

「どっこいしょ」

「よいしょ」

 

と、無意識に声が出ることはありませんか?

 

「歳をとったから仕方ない」

 

「昔からのクセだから」

 

と、あまり気にしていない方も多いと思います。

 

でも実は、ここで大切なのは「どっこいしょ」と言うこと自体ではありません。

 

チェックしていただきたいのは、

 

「以前より立ち上がるのが大変になっていないか?」

 

という身体の変化です。

 

 

■ 「どっこいしょ」は身体からの小さなサイン?

 

立ち上がる動作は、普段あまり意識しません。

 

しかし実は、椅子から立ち上がるためには、

 

足首・膝・股関節・お尻・体幹

 

など、さまざまな部分が連動する必要があります。

 

座った状態から、

 

① 上半身を前へ移動する

② 足の裏に体重を乗せる

③ お尻を浮かせる

④ 股関節と膝を伸ばす

⑤ 立った姿勢でバランスを取る

 

という一連の動きを行っています。

 

つまり「立つ」という何気ない動作は、今の身体の状態を確認できる大切なチェックポイントなのです。

 

 

■ 実は「どっこいしょ」自体が悪いわけではありません

 

ここは、とても大切なポイントです。

 

「どっこいしょと言う=身体が衰えている」

 

というわけではありません。

 

むしろ、力を入れる時に声を出すことには、身体を動かしやすくする意味もあります。

 

では、なぜ私たちは立ち上がる時に自然と「よいしょ」と言うのでしょうか?

 

 

① 体幹を安定させ、全身の力を使いやすくする

 

立ち上がる時に必要なのは、脚の筋肉だけではありません。

 

お腹や背中、お尻なども含めて、身体全体を連動させる必要があります。

 

「よいしょ」と声を出しながら息を吐くことで、呼吸と動作のタイミングが合いやすくなり、体幹にも力を入れやすくなります。

 

立ち上がりは、

 

足 → 膝 → 股関節 → お尻 → 体幹

 

と、身体全体を連動させて行う動作です。

 

掛け声によってタイミングを取りやすくなることで、全身を使ったスムーズな立ち上がりにつながることがあります。

 

つまり「どっこいしょ」は、単なる年齢のクセではなく、身体が力を出すタイミングを合わせるための掛け声になっていることもあるのです。

 

② 息を止めずに動くきっかけになる

 

立ち上がる時に力を入れようとすると、無意識に、

 

「グッ!」

 

と息を止めてしまうことがあります。

 

特に、

 

「立つのが大変になった」

 

「力を入れないと立てない」

 

という方ほど、息を止めて頑張ってしまうことがあります。

 

一方、「よいしょ」と声を出す時には、自然と息を吐くことになります。

 

そのため掛け声は、呼吸を止めずに身体を動かすきっかけにもなります。

 

強く息を止めていきむ動作は、血圧が変動する要因にもなります。

 

ただし、「声を出せば血圧の上昇や立ちくらみを必ず防げる」という意味ではありません。

 

立ちくらみを繰り返す、強い息切れがある、胸部に違和感がある場合などは、無理をせず医療機関へ相談することも大切です。

 

③ 脳と身体に「今から立つよ」と合図する

 

もう一つ考えたいのが、脳と身体のタイミングです。

 

頭の中で「立とう」と考えるだけでなく、

 

「よいしょ!」

 

と声を出すことで、動作を始めるきっかけをつくりやすくなります。

 

立ち上がりでは、

 

身体を前へ移動する

足に体重を乗せる

お尻を浮かせる

膝と股関節を伸ばす

立位でバランスを取る

 

という動きが連続して起こります。

 

掛け声を一つの合図にすることで、この一連の動作のタイミングを取りやすくなる方もいます。

 

「どっこいしょ」は、脳と身体を動かし始めるスイッチのような役割をしていることもある**のです。

 

 

■ では、何をチェックすればいいの?

 

大切なのは、

 

「どっこいしょ」と言ったかどうかではありません。

 

見るべきなのは、以前との違いです。

 

例えば、

 

・昔より立つのに時間がかかる

・ 最近「どっこいしょ」が増えた

・ 立つ前に勢いをつけるようになった

・ テーブルや肘掛けに手をつくようになった

・ 膝に手をついて立つようになった

・低い椅子から立つのがつらい

・左右どちらかに身体を傾けて立つ

・ 立った直後にふらつく

 

こうした変化が一緒に出ているなら、身体の使い方を見直すサインかもしれません。

 

 

■ 「脚の筋力が落ちたから」とは限りません

 

立ち上がりにくくなると、多くの方が、

 

「歳だから仕方ない」

「太ももの筋肉が弱くなった」

「スクワットをしないと!」

 

と考えます。

 

もちろん、筋力は大切です。

 

しかし整体院 彩では、筋力だけではなく、「どう身体を使っているか」も重要だと考えています。

 

例えば、

 

・ 重心を前へ移動できない

・足首が硬く、すねを前へ倒しにくい

・ 股関節がうまく曲がらない

・お尻の筋肉をうまく使えていない

・猫背や骨盤の傾きが強い

・ 左右どちらかに体重が偏っている

・体幹が安定しにくい

 

こうした状態では、筋力があってもスムーズに立ち上がりにくくなることがあります。

 

だからこそ、

 

「立ちにくい=とにかくスクワット」

 

ではありません。

 

まずは、立ち上がりを邪魔している**身体の「誤作動」を見つけることが大切です。

 

鍛える前に、まず戻す。

 

これが整体院 彩が大切にしている考え方です。

 

 

■ 30秒でチェックしてみましょう

 

安定した椅子に座り、いつも通り立ち上がってみてください。

 

その時、

 

□ 手を膝についていませんか?

□ 肘掛けや机につかまっていませんか?

□ 反動をつけていませんか?

□ 左右どちらかに身体が傾いていませんか?

□ 立った直後にふらつきませんか?

□ 以前より立ち上がりに時間がかかっていませんか?

□ 「どっこいしょ」と力まないと立ちにくくなっていませんか?

 

「最近変わってきたな」と感じる項目があれば、身体を見直すきっかけにしてみてください。

 

※転倒の不安がある方、膝や腰などに強い痛みがある方は、無理に手を使わず立とうとしないでください。安全を最優先してください。

 

 

■ 100歳まで歩くためには「立つ力」も大切

 

「100歳まで歩く」と聞くと、多くの方は「歩く練習」をイメージすると思います。

 

しかし、日常生活では、

 

立つ → 歩く → 座る

 

を何度も繰り返しています。

 

トイレから立つ。

 

食卓の椅子から立つ。

 

ベッドから起きて立つ。

 

車から降りる。

 

外出先の椅子から立つ。

 

自分の足で歩き続けるためには、自分の力で立ち上がれる身体を維持することも非常に重要です。

 

■ 問題なのは「どっこいしょ」ではなく、その裏にある変化

 

今日、一番覚えていただきたいのはここです。

 

「どっこいしょ」を無理にやめる必要はありません。

 

声を出すことには、呼吸や身体の動作を合わせる役割もあります。

 

しかし、

 

「最近、どっこいしょが増えたな」

 

と思ったら、その言葉だけを見るのではなく、

 

「以前より立つのが大変になっていないかな?」

 

と身体に問いかけてみてください。

 

痛みが強くなってから。

 

歩けなくなってから。

 

転んでから。

 

ではなく、

 

日常生活の小さな変化に気づいた時から身体を見直す。

 

これが、整体院 彩が広めたい「予防文化」です。

 

■ 整体院 彩が目指す「延命より延動」

 

私たちが目指しているのは、ただ長生きすることだけではありません。

 

100歳になっても自分の足で立ち、自分の足で歩き、会いたい人に会いに行ける身体。

 

旅行に行く。

 

買い物に行く。

 

友人に会う。

 

家族と出かける。

 

自分のやりたいことを、できるだけ自分の足で続ける。

 

そのために、今の小さな変化を見逃さない。

 

100歳まで自分の足で歩く。

延命より延動。

それを日本の当たり前。

 

今日から、自分の「立ち上がり」を少し意識してみてください。

 

【30日間・予防文化チャレンジ】

 

第1日目

横断歩道、青信号のうちに余裕を持って渡りきれますか?

 

第2日目

片脚で靴下、履けますか?

 

第3日目

階段で手すりに頼っていませんか?

 

第4日目

何もない所でつまずく人、要注意!

 

第5日目

立つ時に「どっこいしょ」出てませんか?

 

毎日1つ、自分の身体をチェックしてみてください。

 

30日後も、そして10年後も、自分の足で行きたい場所へ。

 

整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩

理学療法士 臼井 宰介

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臼井 宰介(うすい さいすけ)

臼井 宰介(うすい さいすけ)

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