【30日間・予防文化チャレンジ⑥】最近、歩幅が狭くなっていませんか?
こんにちは!
本八幡駅徒歩1分の整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩、理学療法士の臼井です。
当院では、痛みが出てから対処するだけではなく、「100歳まで自分の足で歩く」ために、日常生活の中に現れる小さな身体の変化に早めに気づくことを大切にしています。
そのための「30日間・予防文化チャレンジ」。
第6問は、
「最近、歩幅が狭くなっていませんか?」
です。
■ 歩幅、以前と比べてどうですか?
こんな変化はありませんか?
「家族から歩き方が小さくなったと言われた」
「以前より歩くスピードが遅くなった」
「一緒に歩いている人についていけなくなった」
「何もないところでつまずくことが増えた」
「横断歩道を渡るのが少し不安になってきた」
こうした変化があっても、
「もう歳だから仕方ない」
と考えてしまう方は少なくありません。
しかし、歩幅が狭くなる背景には、単なる年齢だけではなく、筋力・関節の動き・バランス・姿勢・歩き方など、さまざまな身体機能の変化が関係していることがあります。
だからこそ、「歩幅が狭くなった」という小さな変化を見逃さないことが大切です。
■ なぜ歩幅が狭くなるの?
歩幅が狭くなる原因は一つではありません。
代表的なポイントを見てみましょう。
① 後ろ脚で身体を送り出す力が低下する
歩くとき、私たちは前の脚を出しているだけではありません。
大切なのが、後ろに残った脚で地面を押して、身体を前へ送り出す動きです。
ふくらはぎや足首、足指などがうまく働かなくなると、この「蹴り出し」が小さくなり、一歩一歩が小さくなりやすくなります。
② 股関節が十分に動かなくなる
歩幅をつくるうえで、股関節の動きも非常に重要です。
特に歩行では、脚を前に出す動きだけでなく、股関節が後ろへ伸びる動きも必要になります。
座っている時間が長い、運動する機会が減った、前かがみの姿勢が増えた。
こうした生活が続くことで股関節周囲が硬くなり、後ろ脚を十分に使えなくなる場合があります。
すると自然と歩幅も小さくなってしまいます。
③ 姿勢やバランス能力が変化する
猫背や前かがみの姿勢になると、身体の重心位置も変化します。
転ばないように身体が無意識に安全な歩き方を選び、歩幅を小さくして慎重に歩く**こともあります。
つまり、
「脚の筋力だけ鍛えれば歩幅が広がる」
とは限らないのです。
姿勢、股関節、足首、体幹、バランスなど、身体全体を見る必要があります。
④ 脳・神経の働きも歩行に関係します
歩くという動作は、脚だけで行っているわけではありません。
脳が身体の位置や周囲の状況を把握し、神経を通じて筋肉へ指令を送り、バランスを調整しながら一歩一歩進んでいます。
そのため、歩幅の変化には筋力や柔軟性だけでなく、身体をコントロールする神経系の働きが関係している場合もあります。
急に歩幅が小さくなった、小刻み歩行が目立つ、片側だけ動かしにくいなど、明らかな変化がある場合には、自己判断せず医療機関へ相談することも大切です。
■ 「大股で歩けばいい」は要注意
ここで一つ、大切なポイントがあります。
歩幅が狭くなったからといって、
「とにかく前の脚を大きく出そう!」
とするのはおすすめできません。
無理に前へ脚を伸ばすと、重心が後ろに残ったり、着地が不安定になったりして、かえってつまずきやバランスを崩す原因になることがあります。
歩幅を考えるときに注目していただきたいのは、
「前脚」より「後ろ脚」です。
■ 100歳まで歩くためのポイント①
後ろ脚で床を押す
歩くときは、前の脚を無理に遠くへ出すのではなく、
後ろに残った脚で床を押して、身体を前へ送る
ことを意識してみましょう。
足裏から足指へ体重が移り、最後に地面を押す。
この流れができることで、身体が自然と前へ進み、結果として歩幅も出やすくなります。
ただし、痛みやふらつきがある方は無理に行わないでください。
■ 100歳まで歩くためのポイント②
「こぶし1個分」から始める
いきなり大股で歩く必要はありません。
まずは、
「いつもの歩幅より、ほんの少し広く」
から始めてみてください。
目安はこぶし1個分程度。
重要なのは歩幅の数字そのものではなく、無理なく安定して歩ける範囲で少しずつ身体を使うことです。
歩幅を広げることだけに集中せず、
姿勢を起こす
↓
後ろ脚で床を押す
↓
身体が前へ進む
↓
自然に次の一歩が出る
という流れを意識してみましょう。
■ 歩幅は「今の身体」を教えてくれるサイン
歩幅が狭くなったこと自体を、必要以上に怖がる必要はありません。
大切なのは、
「以前の自分と比べて変わっていないか?」
という視点です。
歩くスピードが落ちた。
歩幅が狭くなった。
階段で手すりを強く握るようになった。
何もないところでつまずくようになった。
立つときに手を使うようになった。
こうした日常の小さな変化は、身体を見直すきっかけになります。
痛くなってからではなく、動けなくなる前に気づく。
これが整体院 彩が考える「予防文化」です。
■ 「戻らない身体づくり」を目指して
整体院 彩/リハビリジム 彩では、その場だけ楽になることを目的とした施術ではなく、姿勢・歩行・動作そのものを見直すことを大切にしています。
AI姿勢・動作分析なども活用しながら、
「なぜ歩幅が狭くなっているのか?」
「なぜ後ろ脚を使えないのか?」
「なぜつまずきやすくなっているのか?」
を一人ひとり確認します。
そして、ストレッチや運動療法、動作練習を通して、身体が覚えてしまった動きのクセを修正し、より効率的な身体の使い方を再学習していくことを目指します。
■ 今日の予防文化チェック
最後に、今日一度だけでも構いません。
普段通り歩きながら、
「以前より歩幅が狭くなっていないかな?」
と、ご自身の歩き方を確認してみてください。
変化に早く気づくことが、未来の身体を守る第一歩です。
100歳まで、自分の足で歩く。
長生きするだけではなく、
会いたい人に会いに行ける。
行きたい場所へ自分の足で行ける。
そんな「動ける時間」を少しでも長くする。
延命より、延動。
整体院 彩/リハビリジム 彩は、これからも皆さまの「移動寿命」を支えていきます。
次回・第7問
「歩くスピード、以前より遅くなっていませんか?」
明日も、日常生活の小さな変化から身体をチェックしていきましょう。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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