なぜ日本人に猫背が多いのか?欧米人との違いから考える「100歳まで動ける身体」のつくり方
こんにちは。
本八幡の整体院 彩(IRODORI)院長、理学療法士の臼井です。
当院では、
「延命より延動」
ただ長生きするだけではなく、100歳まで自分の足で歩き続けられる身体づくりを大切にしています。
患者様からよくいただく質問があります。
「なぜ外国人は年齢を重ねても姿勢が良いのですか?」
海外旅行の写真や映像を見ると、高齢になっても背筋を伸ばして歩いている方を多く見かけます。
一方、日本では肩が丸くなり、猫背になっている方が少なくありません。
実はそこには、日本人と欧米人の身体的な特徴や生活習慣の違いが関係しています。
今回は、なぜ日本人に猫背が多いのかをわかりやすく解説します。
① 骨盤の傾きが違う
姿勢の土台になるのは骨盤です。
欧米人は比較的骨盤が前に傾きやすく、自然と背骨のS字カーブが作られます。
そのため、特別に意識しなくても胸が開きやすく、背筋が伸びた姿勢になりやすい特徴があります。
一方、日本人は骨盤が後ろに倒れやすい傾向があります。
骨盤が後傾すると、
・背中が丸くなる
・頭が前に出る
・肩が内側に入る
という典型的な猫背姿勢になりやすくなります。
つまり、猫背は意識の問題だけではなく、身体の構造も関係しているのです。
② 背中の筋肉が弱くなりやすい
現代人はスマホやパソコンを見る時間が増えています。
その結果、
・胸の筋肉は硬くなる
・背中の筋肉は弱くなる
という状態が起こります。
特に日本人は加齢とともに筋肉量が低下しやすく、背中で身体を支える力が弱くなります。
背中の筋肉が弱くなると、約5kgある頭を支えきれなくなり、首や肩に負担が集中します。
肩こりや首こりがなかなか改善しない方は、実は背中の筋力低下が隠れていることも少なくありません。
③ 日本人の生活習慣が猫背を作る
日本には素晴らしい文化があります。
しかし姿勢という観点では、猫背につながる習慣もあります。
例えば、
・お辞儀文化
・床座り
・長時間のデスクワーク
・スマートフォン操作
これらはすべて前かがみ姿勢を増やします。
身体は毎日の使い方を学習します。
つまり猫背は、長年積み重ねた「身体のクセ」でもあるのです。
猫背は見た目の問題ではありません
多くの方が猫背を見た目の問題だと思っています。
しかし本当に怖いのはその先です。
猫背になると、
・肩こり
・腰痛
・膝痛
・歩幅低下
・転倒リスク増加
・呼吸機能低下
など様々な問題につながります。
特に60代以降は歩幅の低下が移動能力の低下に直結します。
歩けなくなる原因は年齢ではありません。
身体の使い方の積み重ねです。
日本人が猫背を改善するために必要なこと
猫背改善で大切なのは、
「背筋を伸ばす」
ではありません。
本当に必要なのは、
骨盤を整える
座る時は坐骨で座り、骨盤を立てる習慣をつくる。
股関節を使う
股関節は身体のエンジンです。
股関節が動くと自然に体幹も働きます。
背中を鍛える
背筋やお尻の筋肉を刺激し、姿勢を支える力を育てる。
正しい歩き方を学ぶ
姿勢は歩き方の結果です。
歩行を変えることで身体全体が変わります。
まとめ
欧米人に猫背が少ない理由には、
・骨盤の違い
・筋肉量の違い
・生活習慣の違い
が関係しています。
しかし、日本人だから猫背になる運命というわけではありません。
身体は何歳からでも変わります。
大切なのは、痛みが出てからではなく、動ける今から身体を整えることです。
延命より延動。
100歳まで自分の足で歩き続けるために、今日から姿勢を見直してみませんか?
…………
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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