【理学療法士が解説】なぜ人は「悪いところ」ばかり気になるのか?脳の仕組みと身体改善の関係

痛みや不調ばかり気になっていませんか?
実は脳は、生き残るために「悪い情報」を優先して探す仕組みがあります。
だからこそ、痛みだけでなく、
✔ 歩きやすくなった
✔ 姿勢が整った
✔ 転びにくくなった
そんな変化にも目を向けることが大切です。
延命より延動。
100歳まで自分の足で歩くために。
こんにちは。
本八幡の整体院 彩(IRODORI)院長、理学療法士の臼井です。
患者様とお話をしていると、よくこんな言葉を耳にします。
「腰が痛いところばかり気になります」
「肩が上がらないことばかり考えてしまいます」
「良くなっている部分より、まだできないことが気になります」
実はこれは、その人の性格の問題ではありません。
人間の脳が本来持っている“生存本能”によるものなのです。
■脳は良いことより悪いことを優先する
私たちの祖先は、危険を素早く察知できた人ほど生き残ることができました。
例えば、
美しい景色を見逃しても命に関わらない
しかし猛獣の気配を見逃すと命を落とす
そのため脳は、
「良い情報」よりも「悪い情報」を優先して処理する
ように進化しました。
これを心理学では
ネガティブバイアス
と呼びます。
身体でも同じです。
腰痛があると、
歩けること
食事ができること
手が使えること
ではなく、
「痛い腰」
だけに意識が集中します。
問題に意識が向くのは成長のため
脳は問題を見つけることで、
「改善しなさい」
というメッセージを出しています。
つまり、
痛み
姿勢の崩れ
歩きにくさ
転びやすさ
が気になるのは自然なことです。
問題を認識すること自体は悪いことではありません。
しかし問題ばかり見続けると、
「私はもうダメだ」
「歳だから仕方ない」
という思考になってしまいます。
これが身体改善を妨げる大きな原因です。
■実は身体は良くなっていることも多い
整体院 彩では、
初回と数か月後の評価を比較することがあります。
すると患者様自身は、
「全然変わっていない」
と言われることがあります。
しかし実際には、
歩幅が広がっている
片足立ち時間が伸びている
姿勢が改善している
転倒への不安が減っている
という変化が起きています。
脳は悪い部分ばかり探すため、
良くなった部分を見落としてしまうのです。
■当院が評価を大切にする理由
だからこそ当院では、
痛みだけを追いかけません。
見るのは、
身体の使い方
歩き方
バランス能力
股関節の機能
将来の移動能力
です。
痛みは結果であり、
身体の使い方が変われば結果も変わります。
悪い部分を見ることも大切ですが、
今できていることや改善した部分にも目を向けることが、
身体を長く動かすためには必要です。
■まとめ
人が悪いところばかり気になるのは、脳の生存本能による自然な反応です。
しかし、その仕組みを理解していないと、
痛みや不安ばかりに意識が向き、
本当の改善を見失ってしまいます。
整体院 彩では、
「痛みを見る」のではなく、
「身体の可能性を見る」
ことを大切にしています。
延命より延動。
100歳まで自分の足で歩くために。
今ある問題だけでなく、
これから伸びる可能性にも目を向けてみませんか。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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