なぜ人は予防に興味がないのか?動けなくなってから後悔する脳の仕組み

なぜ人は予防しないのでしょうか?脳は「今困っていないこと」を重要だと感じません。だから多くの人は動けなくなってから後悔します。延命より延動。100歳まで自分の足で歩くために今から健康貯金を始めましょう。
こんにちは。
本八幡の整体院 彩(IRODORI)院長、理学療法士の臼井です。
私は20年以上、高齢者のリハビリに携わってきました。
その中で何度も耳にしてきた言葉があります。
「もっと早く身体のことをやっておけばよかった」
転倒してから。
杖が必要になってから。
介護が必要になってから。
多くの方が同じ後悔を口にされます。
では、なぜ人は予防に興味を持てないのでしょうか?
実はこれは意志の弱さではありません。
人間の脳の仕組みが関係しています。
■脳は「今困っていないこと」を重要だと思わない
人間の脳は生き残るために進化してきました。
そのため、目の前の危険には敏感ですが、数年後のリスクには鈍感です。
例えば、
・血圧が少し高い
・歩く速度が遅くなった
・片足で立てなくなった
・姿勢が悪くなった
こうした変化はすぐに生活に困るわけではありません。
だから脳は、
「まだ大丈夫」
と判断してしまうのです。
しかし身体は確実に変化しています。
■痛みは最後のSOS
多くの方は痛みが出てから身体を気にし始めます。
しかし痛みは身体の異常が進行した結果として現れることが少なくありません。
筋力低下。
柔軟性低下。
バランス能力低下。
歩行機能低下。
これらは何年も前から始まっています。
つまり、
「痛くない=健康」
ではないのです。
本当に大切なのは移動寿命
健康寿命という言葉はよく聞きます。
しかし私は「移動寿命」という考え方を大切にしています。
移動寿命とは、
「自分の意思で行きたい場所へ行ける期間」
のことです。
旅行へ行く。
買い物へ行く。
友人に会いに行く。
趣味を楽しむ。
これらはすべて歩ける身体があってこそ実現できます。
だから私は、
「延命より延動」
という言葉を掲げています。
長生きすることだけではなく、動ける時間を延ばすことが大切だと考えています。
■未来の自分への健康貯金を
予防はすぐに結果が見えません。
だから続けるのが難しいのです。
しかし予防を続けた人と続けなかった人では、10年後に大きな差が生まれます。
身体は突然悪くなるわけではありません。
毎日の小さな積み重ねが未来をつくります。
10年後も自分の足で歩くために。
今のうちから身体の使い方を学びましょう。
未来の自分への最高の投資は、予防です。
延命より延動。
100歳まで自分の足で歩ける身体を目指しましょう。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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