第6回延命より延動|一生動ける身体の正体

赤・黄・緑の三色背景で、高齢男性が前屈で杖に頼る状態(延命)から、 姿勢を立て直す途中(転換)、 自然に歩ける状態(延動)へ変化していくイラスト。

延命より延動|一生動ける身体の正体
―― 年齢ではなく、身体の使い方が未来を決める。

「できるだけ長く生きたい」

そう願うことは、自然なことです。

 

けれど私は、20年以上現場に立ち続ける中で、

ある疑問を持つようになりました。

 

“長く生きること”と

“動けるまま生きること”は、同じなのか?

 

答えは、違います。

日本では「生きている時間」は延びた

 

でも「動ける時間」は延びていない

 

日本は世界でもトップクラスの長寿国です。

しかしその一方で、多くの人が人生の最後を

「動けない状態」で過ごしています。

 

・歩けない

・転びやすい

・痛みが怖い

・外に出なくなる

 

これは老化の問題ではありません。

身体の使い方を学び直す機会がなかっただけなのです。

一生動ける身体の正体は「筋力」ではない

 

ここまでのシリーズでお伝えしてきた通り、

一生動ける身体を決めているのは

筋肉量でも、体力でも、年齢でもありません。

 

正体は――

**脳が覚えている「動きの設計図」**です。

 

人は無意識のうちに、

・間違った姿勢

・偏った使い方

・不安定な動作

を、脳に覚え込ませています。

 

その結果、

「動くたびに痛い」

「何もしていないのに疲れる」

身体になってしまうのです。

延命ではなく「延動」という考え方

 

私はこれを

延命ではなく、延動

と呼んでいます。

 

延動とは、

✔ 最後まで自分の足で立つ

✔ 行きたい場所へ行ける

✔ やりたいことを選べる

✔ 誰かの世話になりすぎない

 

そんな「動ける時間」を延ばすこと。

 

治すことが目的ではありません。

鍛えることが目的でもありません。

 

人生を動かし続けるための

身体の使い方を学び直すこと。

 

それが延動です。

身体は、何歳からでも学び直せる

 

脳は一生変わり続けます。

正しい入力を与えれば、

神経回路は何歳からでも書き換わります。

 

だからこそ、

「もう年だから」

「今さら無理」

という言葉は、本当は必要ありません。

 

必要なのは、

正しい順番と、正しい仕組みだけです。

このシリーズの結論

 

一生動ける身体とは、

 

・強い身体ではない

・若い身体でもない

・特別な人の身体でもない

 

正しく使われ続けた身体です。

 

身体は消耗品ではありません。

使い方次第で、人生の質を大きく変えられます。

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臼井 宰介(うすい さいすけ)

臼井 宰介(うすい さいすけ)

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