こんにちは!
理学療法士の臼井です。

反り腰の原因は色々ありますが、座り仕事の方や、運転などで座っている時間が長い方は、太ももの裏側の筋肉の弱さが反り腰を作っているかも・・・?!
■反り腰の放置は危険?!
腰が反っていると、お尻もプリっと見えやすいし、腰のくびれもあるように見えるしボディラインが綺麗に見えると思っていませんか?実はそれ、勘違いです。反り腰は、立派な姿勢不良。放置すると様々な不調につながりかねません。
・腰痛 反り腰さんが1番悩んでいるのは、慢性的な腰痛。特に仰向けの姿勢だと腰が辛いと感じる方は、反り腰の可能性大。さらに、片側の膝を外に倒す4の字の仰向けの寝姿勢に自然になっているという方も反り腰かもしれません。
・お腹ぽっこり 腰が反ることで、お腹に力が入れづらくなるため腹筋が弱まりやすくなります。腹圧が下がることでさらに腰に負担がかかるため、ボディラインが崩れるだけでなす腰痛悪化にも繋がります。
・呼吸が浅くなる 腰を反る姿勢は、背中の筋肉が緊張しやすい形になります。それにより、呼吸でしなやかに動くべき背面の筋肉が機能せず呼吸が浅くなる可能性もあります。呼吸の浅さは自律神経の乱れや睡眠の質にも影響する可能性もあります。

■反り腰チェック
反り腰のチェック方法は色々ありますが、今日は立ち姿勢や、あえて姿勢を良くしようとした時に反り腰がでてきていないか?をチェックしてみましょう! 鏡を見ながら自分で確認できる方法をご紹介します。
①足をそろえて、横向きに鏡の前に立つ
②姿勢を良くするように背筋を伸ばしてみる
背筋を伸ばした時に、
・①よりも腰が反った感じがする
・お尻が突き出た
・膝が後ろに反る形(過伸展)になった
・お腹のチカラが抜けた
などがある場合、姿勢を良くしようとするほど実は反り腰を使ってしまう体の癖がある可能性が高いでしょう。
■なぜ伸びると腰が反る?
姿勢を良くしようとして体を上に伸ばした時、チカラが入りやすいところの筋肉を使い、弱い筋肉は使われない状態がわかりやすく現れます。 反り腰の人はお腹や太ももの裏側の筋肉が弱く、太ももの前の筋肉が強くなる癖が出やすいため、姿勢を良くしようと力むことで、癖が顕著に現れるのです。
■太ももの裏側エクササイズ

やり方
うつ伏せになり 左脚を右脚のかかとに引っ掛ける。
右脚の裏腿に力が入るように、右膝を「曲げる → 伸ばす」を行う。
(15〜20回/3〜5セット)左脚の裏腿も行う。
※左脚で右脚の動きを制御する。
負荷の調整「膝を曲げる → 伸ばすスピード」や「かかとに引っ掛ける強さ」などで負荷を調整する。
※負荷を調整しても軽い方は回数を増やす。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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