こんにちは!

理学療法士の臼井です。

腰痛や猫背、巻き肩など体の不調に悩んでいる現代人は多い。腰を温めたり、姿勢を正したりと対処法をしてもなかなか改善しない人はいない？

まず、胸椎ってどこの部位か分からない人も多いと思うので、胸椎について解説。 「背骨は、頭蓋骨の下から骨盤まで、全部で24個の『椎骨』と呼ばれる骨が連なって構成されています。そして、背骨の『胸の骨』にあたる部位を、『胸椎』といいます」。 胸椎は、頸椎や腰椎、肋骨などと連結していて、鎖骨や肩甲骨、上腕骨とも隣接している為、上半身の様々な動きに連動して動く重要な関節。

胸椎伸展（きょうついしんてん）とは？

前に紹介したように、胸椎が動かせていないことで様々なデメリットが起きるが、解消に導くストレッチがあります。

それが「胸椎伸展」です。

「胸椎伸展は『前屈みがデフォルトになった体を、強制的にリセット』するストレッチです。

「胸椎伸展」の9の効果 「胸椎伸展」を行うことで下記の9つの効果が期待できるという。

★ 反り腰の改善 胸の骨が動くことにより、ストレッチ直後からすぐに腰のストレスが軽減

★ねこ背の改善 ねこ背の逆の姿勢にあたるのが胸椎伸展。そのため強制的に姿勢をリセットできる。

★深い呼吸ができるようになる 固まっていた背骨が柔軟性を取り戻し、深い呼吸ができるようになる。

★ 自律神経が整う 深い呼吸が出来るようになることで、自律神経のバランスが整う。

★ぐっすり眠れるようになる・寝つきが良くなる 自律神経のバランスが整うことで、睡眠リズムが整う。

★下腹がへこむ・ウエストが細くなる 胸椎伸展を行って姿勢が良くなることで、背中とみぞおちが引き上がったラクな姿勢をとれるようになる。

★血流が良くなる これまであまり動かせていなかった部分を大きく動かすので、全身の血流が良くなる

★顔が小さくなる 前に傾いていた頭の位置が、背骨の延長線上の正しい位置に戻るため、以前よりも首が長く、顔が小さくなった印象になる。