こんにちは!

理学療法士の臼井です。

ダイエットしてるけどなかなか痩せない方がいます。

皆さんは皮下脂肪、内臓脂肪はご存知だと思います。

最近“第三の脂肪”として、「異所性脂肪」が話題になっています。皮下脂肪も内臓脂肪も、その名前からどこに蓄積されるかわかりやすいでしょう。

それに対して異所性脂肪は、同じ中性脂肪でも本来たまるはずのない場所に蓄積されます。そして異所性脂肪を放っておくと、生活習慣病につながってしまう危険性が指摘されているのです。そんな異所性脂肪の正体とは？

本当に第3の脂肪である異所性の脂肪は怖いです。

異所性脂肪は、筋肉やその周囲に蓄積される脂肪で、筋肉機能や運動機能を低下させる可能性があります。

【異所性脂肪】

皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪組織に入りきらなくなった脂肪が、本来脂肪が蓄積されない場所（異所）に蓄積されたものです

膵臓、肝臓、心臓、筋肉（骨格筋）などに蓄積されます

【異所性脂肪の原因】

過栄養、高脂肪食、運動不足などによって皮下脂肪や内臓脂肪が一定レベルを超えた場合に発生します。

【異所性脂肪の影響】

メタボリック症候群や糖尿病、動脈硬化などの病態に関わります

脂肪肝や脂肪筋になると、溜まった脂肪が毒性を発揮して、血糖値を低下させるインスリンが効きにくくなります。

【異所性脂肪を減らすには】

食事と運動（有酸素運動）を組み合わせると効果的です。

運動でも減少します。

【まとめ】

日本人は見た目や体重で太っていなくても、異所性脂肪をため込んでしまっている人が少なくないと考えられます。現時点、異所性脂肪についてはまだ明らかになっていないことも多く、減らす方法などを含めて研究が進められています。

今後の研究結果でさまざまなことがわかり、私たちの健康生活に役立つことを期待しましょう。