こんにちは!
理学療法士の臼井です。

太ももの前側が張ってしまう主な原因は、反り腰の姿勢が大きく関係しています。反り腰は女性に多く見られる姿勢で、骨盤が前に傾き(前傾)、背骨のカーブが大きくなっている状態のことをさします。
本来は骨盤がニュートラルな位置にあり、その上にある背骨は自然なS字カーブを描いているのですが、ヒールを履く機会が多い人や、過去にヒールをよく履いていた人は、重心が爪先にかかりやすくなっています。すると骨盤が前に傾き(前傾)、体がバランスを取ろうとして腰が反り、胸が大きく開いて反り腰になってしまうのです。

■つま先重心になると前ももが張る
反り腰の姿勢はつま先重心になりやすく、そのままにしておくと、日常生活の中で太ももの前側に力が入りっぱなしになってしまいます。歩いている時などに前ももの筋肉ばかりが使われてしまい、前腿が硬くなり張ってしまうのです。
■前ももの張りがもたらす4つのデメリット
前ももが張った状態を放置していると、多くのデメリットがあります。
太ももの前側には、4つの筋肉からなる大腿四頭筋という筋肉があり、その真ん中にある大腿直筋という大きな筋肉は骨盤に付着しています。前ももが硬くなると骨盤が前に引っ張られて、極端に腰に負荷がかかってしまいます。
また、前ももの筋肉ばかり使っていると、ももの裏側の筋肉が使われません。その結果、お尻が垂れやすくなったり、インナーマッスルが弱くなることで内臓が下垂し、ぽっこりお腹にも繋がります。
●垂れ尻
●全身のむくみや冷え
●足が太く見える
●ぽっこりお腹
■前ももの張りを解消するストレッチ

やり方
1.両脚を伸ばした状態から左膝を曲げた割座になり、両手をお尻の後ろに着き、体を支える。
2.息を吐きながらゆっくり上体を倒し、左腿の前を広げるようにストレッチする。
3.痛みがなければ肘を床に下ろし、少しずつ背中を床に下ろし心地よいところでキープする。
4.反対側も同様に行う。
立って行う時と同様に、腰が反れないように気をつけましょう。深めたい場合は背中を床まで下ろしてキープします。背中の心地よい伸びも感じながら深い呼吸を忘れずに!
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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