【なぜ股関節を屈曲するのか?】
正直にお話しします。
令和の虎の場では、
私はこのロジックをうまく説明できませんでした。
頭が真っ白になり、
本来いちばん伝えたかった
「なぜ人は転ぶのか」「なぜ股関節から動く必要があるのか」
その構造を言語化できなかったのです。
ですが、
それはロジックがなかったからではありません。
むしろ逆で、
現場で当たり前すぎるほど当たり前になっていたからです。
——筋肉のロジックで読み解く「正しい立ち方・歩き方」
多くの方が、立つ・歩くときに「膝から曲げてしまう」「上半身が傾く」などのクセを持っています。
しかし本来、人が安定して立ち、転ばずに歩くためには——
まず股関節を屈曲することが最重要ポイントです。
ではなぜ、股関節から動く必要があるのでしょうか?
ここでは“筋肉の働き”の視点からロジックを説明します。
■1. 股関節が「身体のヒンジ(蝶番)」だから
人体の構造では、
大きく・強く・安定して動くための関節=股関節
です。
股関節には、
大臀筋
中臀筋
小臀筋
腸腰筋
ハムストリングス
といった 身体の中でも最大の筋群 が集中しています。
これらの筋肉は本来、
“股関節の屈曲・伸展”というシンプルな動きで最も効率を発揮するように設計されています。
にもかかわらず、
膝から曲げるクセがつくと——
大臀筋が働かない
体幹が抜ける
重心がズレる
バランスが崩れる
という悪循環が始まります。
■2. 股関節を屈曲すると、体幹の“スイッチ”が入る
写真の左側のように、
背骨がまっすぐ → 骨盤が水平 → 股関節から曲がる
この順番がそろうと、
腹圧が自然に入り、体幹(多裂筋・腹横筋)が“勝手に”働きます。
体幹筋は「意識しても入らない筋肉」です。
正しいフォームでしか発火しません。
つまり、
股関節から動く=体幹が自動で安定する
という構造なのです。
逆に右側のNG姿勢のように、
腰が丸まったり、上半身が傾くと、腹圧が抜け、体幹は機能しなくなります。
■3. 中臀筋が働き、片脚立位が安定する
転倒しやすい人に共通しているのが、
片脚になった瞬間にグラつくこと。
これは中臀筋(お尻の横)という「骨盤を水平に保つ筋肉」が働いていないからです。
股関節を屈曲すると、中臀筋は正しい長さと張力を取り戻し、
片脚支持がスッと安定します。
逆に、膝から曲げるクセだと中臀筋は働かず、
肩も骨盤も傾き、転倒リスクが跳ね上がります(写真右)。
■4. ハムストリングスが姿勢の“後ろ支柱”として働く
股関節屈曲により、ハムストリングス(もも裏)が適度に張ります。
これは身体を前への倒れすぎから守ってくれる働きです。
つまりハムは、
「前後バランスのブレーキ役」。
股関節から動くことで、
このブレーキが自然と作動し、姿勢が安定します。
■5. 結論:筋肉は「股関節から動くこと」を前提に作られている
筋肉の構造を見れば明白です。
大臀筋 → 股関節の伸展で最強
腸腰筋 → 股関節の屈曲が仕事
中臀筋 → 片脚支持を安定
ハムストリングス → 前後バランスを調整
体幹筋 → 股関節の動きで自動発火
この全てが示しているのは、
「人は股関節から動けば、勝手に安定する身体になる」
写真の左側のように
背骨・骨盤・股関節の“軸”が揃えば、
88歳でも転ばない歩き方が習得できます。
逆に右のように
膝や上半身から動くクセがあると、
どれだけ筋トレをしても安定しません。
■最後に
転倒予防は筋力ではなく“使い方の再教育”。
股関節を屈曲する習慣は、その第一歩です。
「鍛える前に戻す」
ここから身体は変わり始めます。
……
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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