こんにちは!
理学療法士の臼井です。
体をラクに動かすために
大切なのは関節でした
人生100年時代と言われるようになって久しい日本。
平均寿命は男女ともに80歳を超えていますが、日常生活に支障なく暮らせるかどうかを表す「健康寿命」は男性72歳、女性75歳と、平均寿命より著しく低いのが現状です。
寝たきりの暮らしや、誰かのサポートが無ければ暮らせない状態にならないために、私たちに今できることはあるのでしょうか。
「いつまでも自分の足で歩き、健康に暮らすためには、自身の足腰を健康に保つことが大切です」
「足腰を動かす際の要となるのが『関節』です。
関節は動かさずにいるとどんどん動かしにくくなっていきます。
急に動かしてしまうと痛める原因になるので、少しずつ動かし、ゆるめ、可動範囲を増やしていくイメージで関節を動かしていきましょう。
関節がスムーズに動くようになると、その周囲にある筋肉も正しく伸び縮みするようになり、体がラクに動かせるようになります。
こうなったらしめたもの。毎日の運動を習慣付け、健康な暮らしを持続させましょう。
一生歩ける足腰のための5カ条
自分の足で元気に歩き続けるための5つの大切なポイントがこちら!
1.こまめに深呼吸
長い時間体を動かさずにいると、肋骨が閉じ、呼吸が浅くなってしまいます。背伸びをしながら深呼吸をし、上半身をほぐす動きをこまめに行い、肺の活動を活発化させましょう。
2.30分に1度、立ち上がる
長時間座ったままの姿勢でいると、関節が固まってしまい、いざというときに動けない体になってしまうことも。30分に1度は立ち上がって姿勢を変え、関節を動かしましょう。
3.素早く動く
日常の動作を素早く行うことは、バランス感覚を保つ上で大切です。椅子から立ち上がるときや、家事をする際など、できるだけ体を素早く動かすことを意識しましょう。
4.がんばりすぎない
健康になりたいからと、いきなり1万歩歩こうとするなど無理・無茶をするのは厳禁。今の自分ができることからコツコツと、毎日少しずつ続けるようにしましょう。
5.「歳だから」と諦めない
「もう若くないから」「私は歳だから」と、自分に言い訳をするのはダメ。若くないからこそ、しっかり関節や筋肉を動かし、いつまでも動ける体を維持するようにしましょう。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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