杖はなぜ必要ないのか?
——予防に踏み込めない日本で、本当に大切なこと
「そろそろ杖を使ったほうがいいのかな…」
そう不安に思われる方は、実はとても多いです。
でも私は、現場で1万人以上の身体を見てきて思います。
「本来は、ほとんどの人に杖は必要ない」
ということです。
もちろん医学的に必要なケースもあります。
しかし、多くの方は “動き方を正せば杖を使わずに済む身体に戻れる” のです。
■ 杖が必要になる本当の理由は「筋力不足」ではない
よくある誤解に
「筋力が落ちたから杖が必要になる」
というものがあります。
実は、原因の多くは 筋力ではなく “動き方のクセ”。
・膝から曲がるクセ
・腰が丸まるクセ
・お尻の筋肉が使えないクセ
こうした“誤った動作プログラム”が脳に残ってしまうことで、
歩くたびに身体に負担がかかり、
やがて「怖さ」や「不安」につながります。
■ 日本が“予防に踏み込めない”のには理由がある
日本では
「痛くなったら治療する」
「歩けなくなってからリハビリする」
という文化が深く根づいています。
でも本来は逆で、
“歩けなくなる前に、正しい動きを整えること” が何より大切です。
ヨーロッパやアメリカでは、
予防の段階でトレーニングや動作改善を行う文化が一般的です。
ところが日本は「症状が出てから」やっと動き出すことが多いのです。
■ 杖を必要としない身体は、まだ取り戻せる
杖を使う未来を避けたい方へ。
大切なのは「筋トレ」よりも “正しい身体の使い方を思い出すこと”。
・股関節から動く
・お尻の筋肉を使う
・姿勢を支える“深層筋”を呼び覚ます
これらを整えるだけで、歩き方は大きく変わります。
痛みや不安が減り、
「杖に頼らない未来」をつくることができます。
■ まとめ:杖は“最終手段”。予防は今からでも遅くない
杖を使うこと自体が悪いわけではありません。
ですが、多くの方はその前にできることがあります。
痛みの原因は“年齢”でも“筋力不足”でもない。
脳が覚えた動きのクセです。
正しい動きを身につければ、
あなたの身体はまだまだ変われます。
ゆっくりで大丈夫です。
一緒に、「杖のいらない身体」をつくっていきましょう。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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