第2回：なぜ治ったはずの腰痛が“また痛む”のか？ — 再発の本当の原因

腰痛が一度よくなったのに、

「数日後にまた痛くなった」

「月に1回のペースで繰り返す」

「治療院を変えても戻ってしまう」

こうした “再発” を経験している方はとても多いはずです。

 

では、なぜ治ったはずの腰痛はまた痛むのでしょうか？

 

結論から言うと――

原因そのものが消えていないから です。

 

痛みという“結果”だけが消えても、

痛みを生む“動き方のクセ”が残っていれば、

身体は必ず同じ場所を痛めます。

■ 腰痛が再発する理由①

痛みは取れたのに、動作のエラーは残っている

 

多くの人は、

・電気

・マッサージ

・湿布

・ストレッチ

などで痛みが一時的に軽くなります。

 

しかし、それらは “痛みの処理” にすぎません。

痛みを生んだ根本原因――

「誤った動作パターン（クセ）」 は、そのまま残っています。

 

例えるなら、

タイヤの空気を入れて走れるようになったけれど、

タイヤが偏摩耗している状態。

 

走り続ければ、またすぐにパンクします。

 

腰痛もまったく同じです。

■ 腰痛が再発する理由②

身体が“誤った動き”を記憶してしまう

 

人間の身体はとても便利で、

一度身についた動きを自動化し、無意識で動けるようにします。

 

しかしその反面、

間違った動きもそのまま記憶してしまう のが問題です。

 

・腰に頼る立ち方

・股関節を使えない歩き方

・片側だけに体重が乗る癖

・腰を反りすぎる姿勢

 

こうしたエラーの動作記憶がそのままだと、

痛みが引いても同じ負担が同じ場所にかかり続け、

結果として再発につながります。

■ 腰痛が再発する理由③

「形」ではなく「動き」が問題だから

 

第1回でもお伝えしたように、

腰痛の70％はレントゲンやMRIでは原因が写りません。

 

なぜなら検査が映せるのは “形” であって、

腰痛の多くは “動きの問題” だからです。

 

✔ 動きのクセ（過負荷）

✔ バランスの崩れ

✔ 不適切な体重移動

✔ 可動域の不足

✔ 筋力の使い方の誤り

 

これらは検査では見えません。

そのため、

「検査で異常なし → でもまた痛い」

という現象が起こります。

■ 再発を止める唯一の方法

“動きを再教育すること”

 

痛みは結果、

動きは原因。

 

だからこそ、腰痛を繰り返さないためには

痛みではなく“動きを変える”ことが唯一の解決策 です。

 

当院で行っているのは、

 

① AI姿勢分析でクセを見える化

② 動作チェックで負担のポイントを特定

③ 正しい動き方を“再教育”

④ 習慣化して再発しない身体へ

 

という流れ。

 

これにより、

「治っては戻る」

「その場しのぎの対処」

「一生通い続ける治療」

から卒業できるようになります。

■ 次回予告：第3回

“正しい動きは教育で身につく” — 身体リテラシーの本質

 

第3回では、

身体がどうやって“動き”を学び、書き換えるのか？

という「身体の教育の仕組み」を深掘りします。

 

痛みが戻らない身体をつくる上で、

とても重要な概念になります。

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・AI姿勢分析

 

・腰痛の原因特定

 

・動作チェック

 

・再発しない身体づくりの提案

腰痛の本当の原因を、まず“見える化”からはじめませんか？

 

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