こんにちは!
理学療法士の臼井です。
女性の美には必須です。 成長ホルモンについてお伝えします。
「成長ホルモン」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?最近では、トレーニングに励む女性タレント、モデルさんが増えてきました。彼女たちが、美しさを保つ理由…それは、この 「成長ホルモン」にあったのです。
成長ホルモンの役割
成長ホルモンとは、人間の成長に欠かせないホルモンの1つで、主に体を成長させる際、その司令塔の働きをしてくれます。
「骨や筋肉を作る」「体を正しく機能させる」「脂肪代謝を促す」等のダイエット効果から、「肌をキレイに保つ」「若々しさを保つ」等のアンチエイジング効果まで!体の全ての働きを促し、他のホルモンの分泌をコントロールするという、まさに美には欠かせない存在なのです。
成長ホルモンは、特に子どもの成長期に多く分泌され、成長期を経てからは年々分泌量が少なくなっていくといわれます。
「昔と比べて肌トラブルが多くなった!」
「昔はたくさん食べても太らなかったのに、今同じ量を食べるとすぐに太ってしまう。」
といった経験がある方は多いのではないでしょうか?
その原因の一つが、成長ホルモン分泌量の減少。
成長を経て、脳は「もうこれ以上体が成長することはなさそうだから、成長はストップしよう!」と判断してしまい、成長ホルモンの分泌量を少なくしてしまうのです。
成長ホルモンを促す方法
大人になると日々減ってしまう成長ホルモンですが、「成長をストップさせる」をいう脳の反応をかき消す方法があるのです。
それは、筋肉トレーニング!「筋トレ」です。筋トレのような、普段の日常生活ではかからない負荷を筋肉にかけてあげる事で、脳は「体はまだ成長期なんだ!」と錯覚します。その結果、脳が「成長ホルモンを出せ!」と体に指令を送ります。
まさに、脳が勝手に若返ろうとしてくれるという嬉しい勘違い!トレーニングを続ける事で、年齢も関係なく成長ホルモンを出し続ける事が可能なのです。
事実、90代の高齢者でも筋肉は成長するというデータ結果も出ているほど。筋トレをすることは、ダイエットにもまたアンチエイジングにも効果的だといえます。
「筋トレではなく、ジョギングをすればいいのでは?」という疑問も上がってきそうですが、ジョギングのような軽い有酸素運動だけでは、ほぼ成長ホルモンの量は変わらないという研究結果が出ているそうです。
キレイになりたい女性だからこそ、週1~2回、筋トレのようなハードなトレーニングをすることで、成長ホルモンの分泌を促してあげる事が効果的なのです。
成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯
一日の中で成長ホルモンが多く分泌される時間帯は、夜眠っている間。
入眠後1~2時間の間で分泌量が多くなると言われています。
そこでポイントとして覚えていて欲しいことが…
寝る前の糖質の摂り過ぎは、成長ホルモンの分泌を半減させてしまうという事。
糖質を摂り過ぎてしまうと、インスリンが血中に溢れてしまい、それを元に戻す作業から始めなければいけなくなり、成長ホルモンの分泌は後回しにされてしまうのです。
結果、成長ホルモンの出るタイミングが遅くなってしまったり、分泌されなくなったりしてしまいます。糖質を摂ってしまう事で、せっかっくのゴールデンタイムが台無しになることも…実にもったいない話ですね。
糖質を控え、常に血糖値をコントロールする事が、成長ホルモンを分泌させるための食生活の大事なポイントなのです。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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