こんにちは!
理学療法士の臼井です。
睡眠
睡眠不足の状態では、食欲を抑えるホルモンであるレプチンの分泌が減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリンの分泌が増えてしまうため、食欲が増えやすいことが分かっています。実際に慢性的な寝不足状態にある人は、糖尿病や心疾患(心筋梗塞等)などの生活習慣病になりやすいことが明らかになっています。
睡眠をしっかりと取ることは、すっきりと1日を過ごすだけではなく、ダイエットや健康管理にも重要と言えますね。
【睡眠の質を高めるコツ】
・カフェインは覚醒作用があるため、コーヒーやエナジードリンクなどのカフェインの多いものは就寝の5~6時間前から控える。
・睡眠ホルモンであるメラトニンは、明るい光によって分泌が抑制されてしまうため、就寝前は照明やスマートフォン、太陽光などの強い光を避ける。
・日中に睡眠をとる時は、遮光カーテンを用いて部屋を暗くする。途中で起きてしまわないよう、アイマスクや耳栓を活用する。
・消化活動が睡眠を妨げてしまうので、就寝前の食事はなるべく控えるか、消化の良いものを心掛ける。
食事
1日2食などの不規則な食事は、ドカ食いに繋がったり、空腹感から間食やジュースが増えてしまったりと食事が乱れがちになってしまいます。また、就寝前に高カロリーの食事をとると、睡眠を妨げてしまうだけではなく、使われなかったエネルギーが体脂肪として蓄えられてしまいます。交代勤務でも、なるべく3食とることや、就寝前の食事はカロリー控えめにするなどの工夫が必要です。
【体調を整えて太りにくい食事のコツ】
・夜勤のある日でも出勤前に夕食を済ませるなど、1日3食、なるべく毎日同じ時間帯に食事をとる。
・食事は「お菓子やカップ麺だけで済ませる」などの栄養が偏りやすい食事は控え、主食・主菜・副菜をそろえ、バランスの良い食事を心掛ける。コンビニなどで購入して食事をとる場合でも、バランスを意識することができますよ。
・間食は低糖質のものや、カロリーの低いものを選ぶ。
・ジュースや甘い缶コーヒーは糖質のとりすぎになるため、お茶や水、ノンカロリーのものを選ぶ。
忙しいと食事がおろそかになってしまいますが、忙しい時こそしっかりと栄養をとり、カラダを労わってあげてくださいね。
運動
そのほかにも、疲れや忙しさで運動不足になってしまう方も多いでしょう。適度な運動はダイエットだけでなく、ストレス解消や質の良い睡眠のために大切です。
・朝勤・昼勤などの日中のリズムが取れる日に運動を取り入れる
・一駅分歩いたり、階段を使うようにする、早足で移動する、勤務の合間にストレッチをするなど、少しでも良いのでカラダを動かすことを意識するなどと、できるところから取り組んでみると良いでしょう。
交代制のお仕事で生活を整えるのはより努力が必要ですが、出来ることからコツコツと積み重ねていくことが大切です。
交代勤務をしていることで、混雑のない平日の日中に出掛けられるなど、他の方にはないメリットもありますよね。ダイエットや健康管理のためだけでなく、充実した私生活を送るためにもこのコラムが役立つとうれしいです。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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