【60代は要注意】階段で足が重いのは年齢のせい?理学療法士が教える3つの原因とセルフチェック
「最近、階段を上ると足が重い」
「以前はスイスイ上れたのに、途中で休みたくなる」
「手すりを使うことが増えてきた」
「階段を見ただけで、少し面倒に感じるようになった」
60代を迎えてから、このような変化を感じていませんか?
こんにちは。
本八幡駅徒歩1分の整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩、理学療法士の臼井です。
私たちは、
「延命より延動」
を理念に、健康寿命だけではなく「自分の足で移動できる時間=移動寿命」を延ばし、100歳まで自分の足で歩き続けられる身体づくりをサポートしています。
今回は、60代以降に増えてくる
「階段を上ると足が重い」
という悩みについて解説します。
「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、身体の使い方や筋力、足の循環、骨盤まわりの動きなどが関係している場合があります。
階段は、平地を歩くよりも大きな力が必要です。
そのため、身体の小さな変化が平地より先に階段で現れることもあります。
「まだ歩けるから大丈夫」と放置するのではなく、今の身体を見直すきっかけにしてみてください。
■なぜ階段で足が重くなるのか?3つの原因
① 大腰筋など「脚を持ち上げる筋肉」の働きが低下している
階段を上るときには、まず足を次の段まで持ち上げなければなりません。
ここで重要になる筋肉のひとつが、股関節の深い部分にある**大腰筋を含む腸腰筋**です。
腸腰筋は、太ももを身体に近づけるように股関節を曲げる働きに関係します。
この働きが低下すると、
足を持ち上げにくい
↓
階段で足が重く感じる
↓
身体を前に倒して勢いで上る
↓
手すりに頼ることが増える
といった変化につながることがあります。
特に、
·長時間座っていることが多い
·運動する機会が減った
·最近つまずきやすくなった
·階段で足先が引っかかりそうになる
という方は、股関節まわりの機能を一度確認してみることが大切です。
ただし、階段動作は腸腰筋だけで決まるものではありません。
お尻や太もも、足首、体幹など、複数の部位が協調して働くことでスムーズな動作が生まれます。
② ふくらはぎがうまく働かず、足が重く感じている
「階段を上っていると、だんだん足が重くなる」
そんな方は、ふくらはぎの働きにも注目してみましょう。
ふくらはぎの筋肉は、歩行や階段で足首を動かすだけではなく、筋肉の収縮によって下肢の静脈血を心臓方向へ戻す働きを助けています。
ところが、
·歩く時間が少ない
·座っている時間が長い
·足首が硬い
·ふくらはぎを使う機会が少ない
といった生活が続くと、足のだるさや重さを感じることがあります。
ここで大切なのは、ただふくらはぎを揉めばいいということではありません。
「足首がきちんと動いているか」
「歩くときに地面を押せているか」
まで確認することが重要です。
③ 骨盤の「ゆがみ」ではなく、骨盤・股関節の動きに左右差がある
よく「骨盤がゆがんでいるから足が重い」と言われることがあります。
しかし、整体院 彩では、単純に「骨盤がゆがんでいる」と決めつけるのではなく、
骨盤の動き・股関節の動き・左右への体重移動
を確認することを大切にしています。
例えば、
右脚には体重を乗せやすいのに、左脚には乗せにくい。
片方の股関節だけ動きが硬い。
骨盤を前後に動かしにくい。
こうした左右差があると、階段を上る際にも片方の脚へ負担が集中する場合があります。
すると、
「右脚からなら上りやすい」
「左脚から上ると重い」
「いつも同じ脚から階段を上り始める」
といった特徴が現れることがあります。
身体は、無意識のうちに「使いやすい側」へ逃げることがあります。
その状態を長期間続けるのではなく、左右差に早めに気づくことが大切です。
■自宅でできる簡単セルフチェック
「自分の足は大丈夫かな?」
と思った方は、安全を確保したうえで、次の2つを試してみてください。
セルフチェック① その場足踏み
壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所で行います。
背筋を伸ばし、その場でゆっくり左右交互に足踏みをしてみましょう。
このとき確認してほしいのは、
·左右で膝の上がる高さが違わないか
·片方だけ足が重くないか
·身体が左右に大きく傾かないか
·足先が床に引っかからないか
·足踏みを続けると姿勢が崩れないか
という点です。
単純に「何回できたか」だけを見るのではありません。
左右差や身体の傾き、動作の質を見ることがポイントです。
セルフチェック② 片足立ち
次に、壁や安定した机の近くで片足立ちをしてみましょう。
左右それぞれ行い、
「どちらが安定しているか」
を比較してみてください。
見るポイントは、
·すぐに足をついてしまう
·身体が大きく傾く
·足裏がグラグラする
·左右で安定感が大きく違う
·手を離すと怖い
などです。
片足立ちは、単なるバランステストではありません。
歩行や階段では、一時的に片方の脚で身体を支える場面があります。
そのため、左右差を知るためのひとつの目安になります。
※転倒の不安がある方は、無理に片足立ちを行わず、必ず壁や手すりなどにつかまれる環境で行ってください。
■階段が重くなってきた人に大切なのは「普段の歩き方」
階段がつらくなったからといって、いきなり階段を何往復もする必要はありません。
まず見直してほしいのが、毎日の「歩き方」です。
歩くとき、
足を前に出すことだけを意識していませんか?
実は、前へ進むためには後ろ側の脚も重要です。
股関節が動き、お尻やふくらはぎなどが連動し、左右へスムーズに体重移動することで歩行が成り立っています。
そのため、
「大股で歩こう」
「無理に膝を高く上げよう」
とする必要はありません。
まずは姿勢を整え、
「左右の脚へ均等に体重を移せているか」
「足裏で地面を感じられているか」
「後ろの脚で自然に地面を押せているか」
を意識して歩いてみてください。
無理に動きを大きくするより、正しく身体を使えることのほうが重要です。
■「まだ歩ける」うちに身体を見直してください
階段で足が重くなったからといって、すぐに大きな問題があるとは限りません。
しかし、
「昔より明らかに階段がつらい」
「手すりを使う回数が増えた」
「片方の脚だけ重い」
「つまずくことも増えてきた」
「歩くスピードまで遅くなってきた」
という変化が重なっている場合は、身体を見直すタイミングかもしれません。
大切なのは、
歩けなくなってから運動を始めるのではなく、歩けている今から身体の変化に気づくこと。
整体院 彩/リハビリジム 彩では、単に筋肉を揉んだり、骨盤を「矯正」したりするのではありません。
理学療法士の視点から、
姿勢・股関節・足首・筋力・バランス・左右差・歩き方
などを確認し、
「なぜ階段で足が重くなっているのか」
を一緒に考えていきます。
「年齢だから仕方ない」と諦める前に、一度ご自身の身体を確認してみませんか?
■100歳まで、自分の足で歩くために
私たち整体院 彩/リハビリジム 彩が目指しているのは、単に痛みを軽くすることだけではありません。
買い物へ行く。
旅行へ行く。
家族と出かける。
自分の足で階段を上る。
行きたい場所へ、自分の足で行く。
そんな「移動できる人生」をできるだけ長く守ることです。
延命より延動。
100歳になっても自分の足で歩くために。
階段で感じた小さな変化を、身体を見直すきっかけにしていただければと思います。
階段での足の重さや、歩行・バランスの変化が気になる方は、整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩までお気軽にご相談ください。
※急に片脚だけが動かしにくくなった、強い腫れ・痛み・息苦しさ・胸痛などがある場合は、セルフケアで様子を見ず医療機関へご相談ください。
整体院 彩(IRODORI)/リハビリジム 彩
理学療法士 臼井 宰介
「延命より延動」
100歳まで、自分の足で歩く。
それを日本の当たり前に。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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