こんにちは!
理学療法士の臼井です。
朝イチで行くジム。
そこで迷うのは「朝食は摂取した方がいいのかどうか」です。
朝は食欲が湧かないという人もいるでしょうし、
ハードなトレーニングをする日なら一層、あまり食べたくはないと思いがちですが……。
筋肉をつけるという観点からは「当然、食べた方がいい」。
朝食を抜くと、血液中にトレーニングの主なエネルギー源である糖質が十分にない状態なので、
肝臓や筋肉に貯蔵されているグリコーゲン(糖質)が使われます。これはクルマのガソリンの予備タンクのようなもので、
本来はいざというときのためのエネルギー源。
できるだけメインタンクの中のガソリン、つまり食事で摂取した糖質を使いたいのです。
グリコーゲンを使い切ってしまうと、体の中で『糖新生』という回路が働きだします。
このとき、筋肉のたんぱく質を分解してエネルギー源にしてしまうのです。
筋肉をつけるためのトレーニングで、筋肉を分解してエネルギー源にしてしまうのは本末転倒です。
筋肉の合成には不利になりますから、できるだけ食事、特に糖質の摂取を心がけましょう」
同様に、朝食に限らず、トレーニング前は2時間程度前を目安に「食事」を摂取するべき。
特に糖質の不足は運動時の疲労に直結するため、トレーニングの内容にあわせて、
必要量の糖質を摂取しておく必要があるとのことでした。
食事といえば、運動後は食欲が湧き、普段よりも多く食べてしまうという人もいるのではないでしょうか。
特に、疲労困憊するようなトレーニングですでに筋肉痛が始まっているような場合、「多く食べて治そう」と思ってしまいそうになりますが……。
「食事量は変えなくてもいい」
『たんぱく質は多すぎてもムダになる』が原則です。
運動後は20〜30gのたんぱく質摂取が血中アミノ酸濃度を最高値にする上限でした。
これ以上のたんぱく質を摂取したところで、より多く筋肉が合成されるわけではなく、むしろ脂肪に変わりやすくなる。
糖質も同様で、たんぱく質合成率を上げるインスリンを出し、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵しておける以上の糖質を摂取しても、太ってしまうだけです。
たくさんトレーニングをしても、しなくても、体にとって必要十分な量の栄養素を取り入れることが、
筋肉をつけるという観点では重要なのです。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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