第4回:高齢者の“歩行書き換え” —— 動きは何歳からでも変えられる
高齢者の歩行は「年齢だから仕方ない」と考えられがちです。
しかし、最新の研究では歩行の質は 何歳からでも再学習できることが分かっています。
整体院彩/リハビリジム彩では、AIによる姿勢・動作解析をもとに、
「正しい動き方」を再インストールする“歩行書き換え”を行っています。
今回は、その仕組みと実際の変化をわかりやすく解説します。
① 高齢者の歩行が乱れる“本当の原因”は筋力不足ではない
多くの人は「足腰が弱ったから」と考えます。
もちろん筋力は影響しますが、実はもっと根本的な原因があります。
歩行が乱れる主因は “誤った神経回路” にある
・足を前に出すタイミング
・体重移動の方向
・重心の位置
・腕振りの左右差
これらが長年のクセで崩れ、間違った歩行パターンが脳に保存されている状態です。
つまり――
誤った動作の“習慣”が歩行を乱している。
だからこそ、マッサージや筋トレだけでは改善しにくく、
また数日で元に戻ってしまうのです。
② “歩行書き換え”は神経回路のアップデート作業である
歩行書き換えとは、
誤った歩行パターンをリセットし、正しい動きを脳に覚えさせるプロセスです。
リハビリジム彩では次の流れで行います。
① AI姿勢分析でゆがみ・重心・歩行データを可視化
→ どこにズレがあるか数値で判明。
② ストレッチで制限された関節・筋膜を解放
→ 正しい動きが入りやすい状態へ。
③ 筋バランス訓練で必要な筋を“正しく”使えるように
→ 多くの高齢者は「使うべき筋が使えていない」だけ。
④ 姿勢訓練で身体の軸を再教育
→ 歩行の土台となる「静的姿勢」を整える。
⑤ 歩行再教育(動作訓練)で一歩一歩を書き換え
→ 足の出し方、重心移動、接地の順番まで調整。
赤→黄→緑の3段階イラストで表すと
赤=誤学習の歩行 → 黄=補正段階 → 緑=正しい歩行の定着
このように動作が“再インストール”されていきます。
③ 実際の変化:高齢者でも“歩行は必ず変わる”
80代の方でも、歩行の書き換えは十分可能です。
実例:88歳女性(転倒後)
・フロア1周がふらつく
・腕振りの左右差
・重心が左に流れる
↓
AI分析+歩行書き換え
↓
・屋内フリーハンドでの歩行が安定
・階段昇降も実施
・息切れなし
・笑顔で「歩けるようになった」と実感
高齢者ほど、正しい意味で“伸びしろ”があります。
神経回路は何歳でもアップデートできるからです。
まとめ:歩行は「鍛える」より「書き換える」時代へ
筋力を増やすだけでは、歩き方は変わりません。
正しい順番は、
AI分析 → ストレッチ → 筋バランス → 姿勢訓練 → 歩行再教育
歩行が書き換われば、
日常生活の不安が減り、転倒リスクも大きく下がります。
高齢者の歩行は、必ず変わる。
そして、“動ける人生=延動” へ近づいていく。
……
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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