こんにちは!
理学療法士の臼井です。
運動する全ての人にとって「タンパク質」は必要不可欠な栄養素です。
「タンパク質」は様々な食材から摂取することができ、一日の食事で十分に摂れているように思えますが、日本人は普段から「タンパク質」の摂取が少ない傾向にあります。
そんなタンパク質ですが、そもそも「タンパク質」とはどのようなものなのでしょうか?今回は「タンパク質」の重要性について紹介していきます。
タンパク質って何?役割は?
「タンパク質」は、別名「プロテイン」とも呼ばれています。トレーニングをしている人たちがよく飲んでいるのも「プロテイン」で、つまりは「タンパク質」になります。「タンパク質」は体の重要な構成成分で、水分を除くと体の約半分も占めています。筋肉はもちろんのこと、髪の毛や爪、皮膚や内臓、骨などあらゆる組織の主成分となっています。また、血液の成分であるヘモグロビン、免疫物質なども「タンパク質」でできていますし、体内の代謝を担ったり調整したりもします。
より強い身体を作り、貧血予防や病気に強い身体やコンディションを作るには「タンパク質」は必要不可欠になります。
筋肉の乾燥重量の約80%は「タンパク質」です。筋肉作りでは、トレーニングで筋肉に微細な傷ができ、その修復のために「タンパク質」が利用され、より強い筋肉が作られます。このことを超回復と言います。より強い筋肉を作り出すためには、「タンパク質」がしっかり補給されていることが大切なのです。
タンパク質不足による影響は?
「タンパク質」が不足すると、
・筋肉量の減少
・体力の低下
・貧血
・発育障害(成長期)
といった体への悪影響が起こります。特に「食べないダイエット」や昔流行った「バナナダイエット」や「りんごダイエット」などは危険です。また、これとは逆に摂りすぎた場合は、
・肝臓への負担
・過剰分の脂肪への変換
なども考えられます。
では一体どれくらい「タンパク質」を摂る必要があるのでしょうか?
必要な摂取量とは?
一般的な場合、成人男性は約60g、女性は約50gが一日あたりの推奨量となります。トレーニングをしている方、アスリートの方などは一日あたり体重×1.5~2.0gぐらいが必要なタンパク質です。食事だけではなかなか一日分を賄えない場合は、プロテインを補助食品として活用すると良いでしょう。
食事では、「タンパク質」の他に、食材によっては脂肪分も無意識に摂ってしまいがちになります。そのため、脂肪分がほとんど含まれずにタンパク質を効率よく摂れるプロテインが注目されています。
いかがでしたでしょうか?「タンパク質」はとても重要ということがお分かりいただけたと思います。トレーニング後にプロテインを飲むことが推奨されていることも、筋肉を作り出すために必要不可欠だからです。
「タンパク質」を摂るメリットは沢山あります。特に女性は、髪の毛や爪、肌の形成にも繋がります。美容のためにもぜひ積極的に摂取していきましょう。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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