こんにちは!
理学療法士の臼井です。
当院はダイエット専門ではありませんが、
皮下脂肪・内臓脂肪・異所性脂肪が必要以上に
つくと筋肉が上手く使えなくなるので、
体重コントロールは常にお伝えしてます。
しかし、当院も痩せたいけどリバウンドしてしまう方
が一定数来院します。
その方にお伝えしていることをシェア致します。
まず専門家の見解です。
重要な点としてAhern氏が主張しているのが、
「ダイエットしてもそのうち体重が戻ってしまうなら、ダイエットには意味がない」というわけではないという点です。
12週間または1年間のダイエットプログラムに参加した被験者の体重を5年後に再測定した2022年の研究では、
被験者の平均体重は確かにダイエット終了時よりも増えていたものの、ダイエット開始前と比較して平均2kgの体重減少が持続していることがわかりました。
ほんの短い期間でさえ体重が少ない状態があれば、
生涯における糖尿病・心臓病・その他体重に関連する病気の発症リスクを減らすことができるため、
後にリバウンドしたとしてもダイエットには意味があります。
太っていることが「自己責任」と見られがちな風潮のせいで、
体重がリバウンドすると本人やサポートする人々のモチベーションがくじかれてしまう可能性があります。
しかし、
ダイエット後にリバウンドするのは決して本人だけの責任ではなく、 リバウンドしてしまうさまざまな要因があると指摘しています。
まず挙げられるのが、
「脳は体重が減ることを嫌がる」という点です。
脳は体重減少を生存可能性の減少と結びつけているため、体重が減るにつれて代謝率を下げてカロリー燃焼を抑え、より効率的な体質にしてしまいます。
そのため、同じ体重でも「ずっと同じ体重である人」と「ダイエットしてこの体重まで減らしたばかりの人」では、
後者の方が体が効率的になっているため、同じ体重を維持するための食事量はより少なくなるとのこと。
このプロセスに関与しているのが、脂肪細胞によって作り出され、食欲や代謝の調節に関わるレプチンというホルモンです。
脂肪が少なくなると脳に送られるレプチンが減少するため、体が効率的なモードに移行しますが、
脳をだますのに十分なレプチンを人工的に投与した場合、
リバウンドを促進する影響が軽減されたという研究結果があります。
まだレプチンを用いた治療法は開発されていないものの、将来的にこの分野で進展があるかもしれません。
また、生物学的要因に加えて肥満になりやすい心理的・社会的・環境的・経済的要因も存在します。
たとえば、経済的要因から安価でエネルギー密度の高いジャンクフードを食べる頻度が高くなる人は、健康的な食事にアクセスしやすい人と比べて肥満になりやすいと言えます。
交友関係や日々のストレス、住居や職場の周辺環境なども食べるものに影響を及ぼします。
これらの非生物学的な要因はダイエットプログラム中に解決されるものではないため、
プログラムの終了後も体重を維持するには努力を継続しなければなりません。
これが、もともと肥満だった人が減量に成功してもリバウンドしやすい一因とのこと。
肥満は慢性的に再発しやすいものであり、
減量効果を維持するには生涯にわたる治療やサポートが必要です。
「一回限りの介入が恒久的な体重減少につながると期待するのは現実的ではありません。非常に効果的な高血圧薬でも、血圧が正常になったら治療を中止する人はいないでしょう」
「結局のところ、慢性疾患には継続的な治療が必要なのです」と述べています。
さらに、社会一般にみられる「肥満は食べる量を減らし、よく運動するだけで避けられる簡単な問題だ」という見方に対し、
「肥満の人は悪い人間でも、怠け者でも、モラルがないわけでもありません。彼らは自身の体と環境の両方と戦っているのです。肥満は選択できるものではありません」と見解している専門家もいます。
焦らず、継続する事が大切なんです😌
安易に最新ダイエットに飛びつくのではなく、適切な運動と
食生活改善に取り組むことです!
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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