こんにちは!
理学療法士の臼井です。
「おなかだけがぽっこり出ている」
「おなかをへこませているつもりだけどウエストがきつい……」
そんなお悩みはありませんか? もしかしたら、へこまないおなかの原因は内臓脂肪が増えているからかもしれません。内臓脂肪が増えると見た目が悪くなるだけではなく、さらに太りやすくなる可能性もあるといわれているのです。
そこで今回は、内臓脂肪を減らす運動と生活のなかでできるポイントをご紹介します。簡単にできることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
★内臓機能とは
体脂肪は大きく以下の2種類に分けられます。
・皮膚の下にあるの「皮下脂肪」
・おなかの中の腸の周りにあるの「内臓脂肪」
皮下脂肪はゆっくりと蓄積され、いったんついてしまうと減らしにくい面があるとされますが、内臓脂肪は付きやすいけれど落としやすいという特徴があるといわれます。
内臓脂肪は生きていくうえで重要な貯蔵エネルギーでありますが、多くなりすぎるとホルモン分泌異常を起こすことが知られています。このことが、さらなる肥満を招く原因となります。
たとえば、食欲を抑える働きをするレプチンというホルモンは、通常であれば脂肪が増えると分泌量が増えて食欲を低下させ肥満を防いでくれるといわれます。しかし、内臓脂肪が増えすぎるとレプチンの分泌量が増えても食欲が治まらず、食べ過ぎる、太りすぎるということが起こりやすくなるとわかっているのです。
★内臓機能を減らす運動とは
エネルギー源として使いやすい内臓脂肪を減らすためには、体を動かし消費エネルギーを増やすことをおすすめします。目安は以下のとおりです。
<内臓脂肪を減らす運動の目安>
・中強度の有酸素運動
・30~60分/日
・3日/週~
中強度の有酸素運動とは、やや早めのウォーキングや通勤・通学での自転車、ゆっくり上がる階段などにくわえ、掃除機をかけたり、洗車したりという日常生活も当てはまります。運動の種類によって効果に差はないので、楽しく長く続けられるかを重視しましょう。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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