🏫第2回:学校で学ぶ“姿勢と品格” ― 英国のカリキュラムの中で
「姿勢」はマナーであり、学びの基礎。
イギリスの学校では、“立つ・座る・話す”といった日常の所作そのものが教育の一部として扱われています。
「Stand up properly(正しく立ちましょう)」から始まる授業――そこには、身体を通して心を整えるという哲学が息づいています。
この回では、英国の“姿勢教育”がどのようにカリキュラムに組み込まれ、どんな価値観を育んでいるのかを探ります。
■ 「立ち姿」から始まる教育
イギリスの学校では、授業の始まりや朝の会で「Stand up properly(正しく立ちましょう)」という言葉がよく使われます。
これは単に礼儀のためではなく、集中力と自尊心を高める身体づくりの一環です。
背筋を伸ばし、両足をしっかり床につける。
この「立つ姿勢」こそが、思考の準備であり、学びのスタートラインなのです。
■ “姿勢教育”はマナー教育の一部
英国の学校では、姿勢はマナー(礼儀)と不可分とされています。
例えば、以下のような授業や場面で自然に指導されます。
朝のホームルームでの整列・挨拶の姿勢
音読・スピーチの際の立ち方と呼吸法
授業中の着席姿勢(椅子に浅く腰かけない・背もたれに頼らない)
学校行事での入退場や拍手のタイミング
教師は「Good posture shows good manners(良い姿勢は良い礼儀を表す)」と伝え、
姿勢を“他者への思いやりの形”として教えます。
■ 制服文化と姿勢の関係
イギリスの学校制服は、単なる伝統ではありません。
ネクタイを結び、シャツを整える動作そのものが、「姿勢を正す訓練」となっています。
制服の着こなしを通じて、自分を整える=心を整えるという意識を育むのです。
これが“外見の教育”ではなく、“内面を育てる姿勢教育”として根づいています。
■ 授業の中で“動きを学ぶ”
また、近年では体育だけでなく、ドラマ(演劇)教育やスピーチ教育でも姿勢が重視されています。
「身体表現」は、言葉以上に個性や感情を伝える手段。
子どもたちは演技や発声練習を通して、「動きながら姿勢を整える」感覚を身につけます。
■ 延動教育へのヒント
日本の学校教育では、まだ「静止した姿勢=良い姿勢」という価値観が強く残っています。
しかし、イギリスの姿勢教育が教えてくれるのは、“動きの中で整う姿勢”です。
私たち「彩【IRODORI】」が提唱する“延動教育”も、まさにここに重なります。
身体を通して集中し、心を整える。
その学びは、人生を“動ける時間”で満たすための第一歩なのです。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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