🪞第1回:姿勢教育のはじまり ― “立つ”ことから学ぶ英国文化
「立つ」という行為は、単なる動作ではなく、“人としての在り方”を学ぶ最初の一歩。
イギリスでは、子どもたちが“正しく立つ”ことを通して、自尊心・礼節・身体意識を育んでいます。
そこには「姿勢は人格を映す鏡」という文化的価値観が根づいており、教育の根幹にまで深く息づいています。
このシリーズでは、ヨーロッパ各国に受け継がれる“姿勢教育”の背景を紐解きながら、
私たちが提唱する「延命より延動」とのつながりを探ります。
■ 立つ姿は「人間力」の象徴
イギリスでは、姿勢は“品格”や“人格”の一部として教育されてきました。
子どもたちは早い段階から、「姿勢は自分を映す鏡である」と教えられます。
たとえば、授業の始まりに教師が「Let’s stand properly(正しく立ちましょう)」と声をかけるのは、単なる形式ではありません。
そこには、「相手への敬意を示す」「自分の軸を整える」という価値観が根づいています。
■ 医学と教育が融合した“姿勢文化”の原点
20世紀初頭、オランダの医師 ベス・メンセンディーク が提唱した姿勢教育法は、
「鏡で自分の姿勢を観察し、正しい身体の使い方を学ぶ」ことを目的としていました。
この思想はイギリスでも広まり、医師や教育者たちが学校教育に導入。
単に背筋を伸ばすことではなく、“自分の身体を自分で管理する力” を育てるものとして受け入れられたのです。
■ “動く教育”としての姿勢指導
イギリスの教育現場では、「静止した姿勢」よりも「動きながら整える姿勢」が重視されます。
立つ・歩く・座る——これらの動作の中に、身体意識の育成が組み込まれているのです。
姿勢教育は体育だけでなく、音楽、演劇、スピーチ教育などにも波及。
どんな場面でも「身体が語る」ことの大切さを学びます。
■ 延動文化へのつながり
私たちが提唱する「延命より延動」という考え方も、まさにこの思想と重なります。
“動きを通して生き方を学ぶ”——それは、イギリスの姿勢教育と同じ根を持つ文化的価値です。
次回は、イギリスの学校で実際に行われている「姿勢×マナー教育」の具体的な内容を紹介します。
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臼井 宰介(うすい さいすけ)
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