こんにちは!
理学療法士の臼井です。
今回は、テストステロンが低下する要因についてお話いたします。
テストステロンとは、男性ホルモンにおいて、最も多いもので、「生きる意欲を上げる」「筋肉量を増やす」「性的意欲を上げる」という3つの要素があります。
これは男性ホルモンではありますが、このホルモンは男性だけでなく女性にもあるものです。
テストステロンを低下させる1番の要因は薬と言われています。特に、抗うつ剤などを服用している人は、どうしても下がってしまう傾向があります。
一方で、薬以外にも、普段の生活習慣や、身近な病気によって下がることもあります。
一つが、糖尿病です。糖尿病は、肥満と運動不足が原因とされていますが、どちらもテストステロンを下げやすいです。
そのため、家族が糖尿病を患っている方は、早くから男性ホルモンが低くならないように、食事と運動に気をつけることを心がけてください。
また、がんの治療もテストステロン低下の要因とされています。
治療によって、がんの細胞を壊すことになるため、精巣や卵巣のダメージを起こすことに繋がります。
前立腺肥大症の治療薬なども、低下の要因とされています。
普段の食生活ですと、睡眠不足や食生活の乱れも要因に上がります。
特に食生活においては、タンパク質を摂らず、糖質だけを摂りすぎたり、加工品の摂取がおおく形が見える食材の摂り方が少ないと大いに影響してきます。
アルコールの摂取量にも気をつけてください。毎日大量のアルコールを摂取している人は、精巣や卵巣を痛めて性ホルモンが低下しやすくなります。
日常生活でいうと、心理的ストレスにも気をつけてください。
自分では解決できないような小さなストレスでも、毎日そのストレス下にいて我慢できない状況にいると、性ホルモンが下がってきてしまいます。
ちょっとずつのストレスでも「我慢できる、我慢できる」と思っているうちにテストステロンは低下していきます。
少しでも嫌だな、ストレスだなと思うことがあれば、そこから抜け出す努力をしてみてください。
そして、男性においては、薄毛治療が原因でテストステロンが低下することもあります。
薄毛治療を始めたことで、「なんかEDになってきたな」という方は、早めにやめることをおすすめします。
「ちょっとED気味だなあ」という時に気がつければいいのですが、本当にEDになってしまってからやめても、元に戻らないことがあるという報告もされています。
ぜひこれらのことを踏まえて、気をつけながら生活してみてくださいね。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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