こんにちは!
理学療法士の臼井です。
ウォーキングと健康についてお伝えします。
ウォーキングは誰でもすぐに始められる手軽な運動の代表ですが、実は健康づくりにとても効果的です。
習慣的なウォーキングは、肥満や生活習慣病の改善のほか、下肢(太ももやふくらはぎ)の筋力維持が期待できます。
また、自律神経が整えられ睡眠の質が向上するといった報告もあり、こころもからだも健やかにしてくれることが期待できます。
近年では座りっぱなしが健康に悪影響を与えることが明らかになってきています。
歩かずに座りっぱなしで過ごす時間が長いと、心臓病やサルコペニア(骨格筋量や身体機能の低下)になる確率が上昇する傾向にあるのです。
肥満リスクも増加し、脂肪が増えれば2型糖尿病のリスクも増加します。
そして、なんと死亡リスクまでもが上昇することも明らかになっています。
歩くことは、健康なからだを維持したいすべての方に必要な習慣といえます。
高齢者では、「よく歩くと認知症になりにくい」ことが最近の研究でわかってきました。
70~80歳の女性の認知機能テストの成績と運動習慣の関係を調べた研究によると、日頃よく歩く人はテストの成績が良く、少なくとも1週間に90分(約15分/日)歩く人は、週に40分未満の人より認知機能が良いことがわかっています。
このように、日常的なからだへの刺激で、認知症を予防できる可能性があります。
活動量を増やし効果的なウォーキングをするためには、やや遠くを見るようにし、膝を伸ばしてかかとから着地し、つま先で地面をけりだすようにしましょう。
余裕のある方は歩幅を広げ、腕を大きく振ることを意識しましょう。脚や腰への負担が心配な人は、スクワットからがおすすめです。
2024年1月に公表された「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者で1日6000歩以上、成人で8000歩以上が推奨されています。
10分間の歩行は約1000歩に相当するといわれているので、1日あたり60~90分程度歩行することが目安になります。
加えて、重要なのはウォーキングの時間以外も活動的でいることです。仕事中や家で過ごしているときに座位時間を減らし、からだを動かすことを心がけてください。
でも続けることが大切です。
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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