こんにちは!
理学療法士の臼井です。
BBQやビアガーデンなど、キンと冷えたお酒がおいしく感じる夏。つい飲みすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、夏の飲酒には多くの危険が潜んでいます。
夏の飲酒は脱水になりやすい
暑いからと、水分代わりにゴクゴクとビールを飲み干してしまう。猛暑で疲れた体で帰宅して、空腹のまま、まずはお疲れさまの1杯これはなかなか危険です。
夏の飲酒で特に危険なことのひとつが「脱水になりやすいこと」。アルコールには利尿作用があるので、飲酒により体内の水分が失われてしまいます。
夏は発汗によりさらに脱水状態となり熱中症のリスクが高まるうえに、血中のアルコール濃度が上昇し、急性アルコール中毒のリスクも高まります。
東京消防庁の調査によると、急性アルコール中毒の搬送は、宴会の多い12月の次に、7月・8月の搬送者が多いことが分かっています 。
寝る前のお酒も、睡眠の質を低下させる
寝る前のお酒も、寝入りはいいのですが中途覚醒や早朝覚醒を引き起こします。
日本人の30.3%が寝酒の経験があるという調査が出ており、なんと寝酒率は日本がトップ。
お酒を飲むと眠くなるため、たしかにすぐ寝つくことができます。しかし、睡眠の質を著しく悪化させることが知られています。
何度も目を覚ます中途覚醒や、朝早く目覚めてその後眠れなくなる早朝覚醒が多くなり、結局は熟睡感もない。
お酒を飲むときのチェックポイント
厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」に沿って、夏の飲酒を安全で楽しいものにしていきましょう。
(1) 自らの飲酒状況等を把握する
(2) あらかじめ量を決めて飲酒する
(3) 飲酒前または飲酒中に食事をとる
(4) 飲酒の合間に水、または炭酸水を飲む
(5) 1週間のうち飲酒しない日をもうける
臼井 宰介(うすい さいすけ)
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